ライム病の流行地は主に欧米ですが、
日本でも、1986年に初のライム病患者が
報告されて以来、現在までに数百人の患者が、
主に本州中部以北(特に北海道および長野県)で
発生しています。
感染経路
病原体を有した野ネズミ・鳥を吸血することで病原体を獲得したマダニが、ヒトを刺すことにより感染します。
症状
「感染初期」には‘遊走性紅斑’と呼ばれる特徴的な的(まと)状の皮疹
(マダニに刺された部位の赤い斑点)が現れることが多く、
他に筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、倦怠感などの
インフルエンザ様症状が現れることがあります。
潜伏期
マダニに刺されてから数日~数週間で発病します。
治療法
ライム病は抗菌薬による治療が可能です。
UnsplashのMarino Linicが撮影した写真